トヨタファイナンスの過払い金請求ができる条件・返還率・期間

トヨタファイナンスに過払い金請求ができるか、考えている人の多くが請求することによるデメリットや大きなメリットを知りたいと思っていることでしょう。

この記事では、トヨタファイナンスに過払い金請求ができる条件や過払い金請求することによるデメリット・大きなメリットを手に入れる具体的な方法を解説していますので参考にして下さい。

トヨタファイナンスで借り入れをしたことのある方は、過払い金請求ができるかもしれません。状況により返還率や期間が違うので、まずは過払い金請求が自分にも発生するか調べてみるべきです。

トヨタファイナンスの過払い金請求ができる条件

2006年5月5日以前にトヨタファイナンスが発行するTS CUBICカードを使って借り入れをしている場合、返済が完了済みあるいは返済中、もしくは延滞があっても過払い金を請求することができます。

また、ご家族が亡くなっても、トヨタファイナンスが発行するTS CUBICカードから借り入れをしている場合には、過払い金を請求することができます。

トヨタファイナンスの過払い金が発生する仕組み

貸金業者からの借り入れには、利息制限法と出資法の2つの法律で上限金利が定められています。利息制限法の金利が20.00％、出資法の金利が29.20％とされていました。

のちに法改正がされるまでは、利息制限法と出資法のどちらかの上限金利を決めて貸し付けることができたので、トヨタファイナンスは26.4%と、出資法の上限金利である29.2%にあわせて貸し付けをしていました。

しかし、2010年6月に出資法と貸金業法が改正されたことで、貸し付けの上限金利が出資法の金利29.2%から、利息制限法の金利20.0%に引き下げられました。

トヨタファイナンスは、利息制限法の上限金利である｢20.00%以内｣に変更しています。

2006年5月5日以前からトヨタファイナンス発行のTS CUBICカードで借り入れしていれば、グレーゾーン金利と呼ばれる、利息制限法と出資法の金利差で払いすぎていた利息を、過払い金として、トヨタファイナンスに過払い金の返還請求をすることができます。

借り入れ金額によって上限金利が変わります。借り入れ金額が10万円未満の場合は上限金利20%、10万円以上100万円未満の場合は上限金利18%、100万円以上の場合は上限金利15%です。

2006年5月6日以降にトヨタファイナンス発行のTS CUBICカードで借り入れした方の場合は、上限金利が利息制限法で定められた金利の範囲内なので、過払い金が発生しません。

トヨタファイナンスは、ショッピング機能付きのTS CUBICカードを発行していて、このカードを使ってショッピングをする際に、トヨタファイナンスが代わりに支払う「立て替え金」は、利息制限法によって規制される「貸し付け金とはなりません。

また、「立て替え金」を返済する際に支払う「分割手数料」も利息ではないため、過払い金は発生しません。

くわえて、過去に返済が困難だったため、過払い金を請求せずに将来の利息をカットしたり減額したりしたことがある場合にも、過払い金を取り戻すことはできない可能性があります。

まずは、過払い金が発生しているかどうか、どの程度発生しているかをお気軽にお問い合わせください。

借り入れ金額と返済回数で増減する過払い金の金額

借り入れ金額と返済回数で過払い金の金額が増減します。

借り入れ金額と返済回数が少ない場合は、トヨタファイナンスに支払っている利息が少ないので、発生する過払い金も少ないです。一方で、借り入れ金額と返済回数が多い場合は、トヨタファイナンスに支払っている利息がそのぶん多いので、発生する過払い金も多いです。

トヨタファイナンスへの返済方法には、一括払いのみとなっていますが、借入金額が多い場合にはトヨタファイナンスにより多くの利息を支払っていることになるため、発生する過払い金も多いです。

トヨタファイナンスに過払い金請求ができなくなるリスク

時効が成立してトヨタファイナンスに過払い金請求ができなくなる

過払い金には時効があり、最後の取引から10年が経過すると時効が成立して、トヨタファイナンスから過払い金を取り戻すことができなくなります。

トヨタファイナンスのTS CUBICカードをショッピングで利用した、借り入れを返済した日は関係がなく、あくまでも最後の借り入れをした日、返済の手続きをした日です。借り入れに関する情報は、トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せることで確認することができます。

取引履歴は、トヨタファイナンスから郵送、あるいはトヨタファイナンスの窓口で直接取り寄せることができます。

倒産してトヨタファイナンスに過払い金請求ができなくなる

トヨタファイナンスは、トヨタファイナンシャルサービス株式会社の子会社であり、経営は安定しているため、倒産のリスクは少ないです。

ただ、消費者金融業界の大手「武富士」が倒産したように、トヨタファイナンスも倒産した場合、過払い金の請求はできなくなります。そのため、早めにお問い合わせをすることをお勧めします。

トヨタファイナンスの過払い金請求にかかる期間と過払い金の返還率

話し合い和解をするか、裁判をするかによって、過払い金を取り戻すまでにかかる期間(返還期間)と、発生する過払い金に対して実際に返還される金額の割合(返還率)が違います。

話し合いによる交渉で和解した場合は、返還期間が短くなりますが、取り戻せる過払い金が少なくなる傾向があります。一方で、裁判をする場合は、返還期間が長くなりますが、取り戻せる過払い金が多くなる上に、過払い金の元本に対する利息もあわせて取り戻せる可能性があります。

トヨタファイナンスは、多くの過払い金請求の対応を経験しているので、話し合いや裁判でトヨタファイナンスの立場が有利となるように交渉してきます。

自分で過払い金請求をすることもできますが、貸金業者との交渉に慣れていないので返還期間が長くなったり、過払い金の返還率が悪くなって取り戻せる金額が少なくなるので、過払い金請求を専門的にあつかっていて、トヨタファイナンスと交渉経験が豊富な司法書士や弁護士に依頼するべきです。

司法書士・弁護士に依頼してかかる期間と返還率

話し合いで和解(任意交渉)

返還期間	返還率
3か月～	～80%

裁判で判決

返還期間	返還率
4か月～	～100%＋利息

• 上記に記載している返還期間・返済率は、トヨタファイナンスの過払い金請求の目安であって、必ずしも当てはまるものではありません
• 上記に記載している返還期間・返済率は借り入れの状況、トヨタファイナンスの経営状況によってかわります
• 過払い金が返還されるまでの期間によって、過払い金の元本に対する利息はかわります

過払い金請求のシミュレーション

例1：200万円の借り入れを完済して過払い金請求

• 借入金額:200万円
• 返済回数:4回
• 過払い金:4.5万円

話し合いで和解(任意交渉)した場合は、期間が3ヶ月程度、およそ3.6万円(返還率80%)の過払い金がトヨタファイナンスから取り戻せる可能性があります。

裁判をした場合は、期間が4ヶ月程度、およそ4.5万円(返還率100%)の過払い金と利息をあわせてトヨタファイナンスから取り戻せる可能性があります。

例2：400万円の借り入れを完済して過払い金請求した例

• 借入金額:400万円
• 返済回数:8回
• 過払い金:9.1万円

話し合いで和解(任意交渉)した場合は、期間が3ヶ月程度、およそ7.2万円(返還率80%)の過払い金がトヨタファイナンスから取り戻せる可能性があります。

裁判をした場合は、期間が4ヶ月程度、およそ9.1万円(返還率100%)の過払い金と利息をあわせてトヨタファイナンスから取り戻せる可能性があります。

トヨタファイナンスの過払い金を取り戻すまでの流れ

トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せる

過払い金請求をする前に、トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せます。取引履歴には、借り入れしたときの金利・金額・日付、返済した金額・日付が記載されています。

トヨタファイナンスの取引履歴は、トヨタファイナンスに電話で問い合わせる、直接窓口へ行く、個人情報開示申込書をトヨタファイナンスに郵送する、ことで取り寄せることができます。

郵送の場合は2週間程度かかります。

トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せるときの注意点

過払い金請求をする目的を伝えない

トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せるときに、過払い金請求をするといった目的を伝えないように注意してください。

｢返済義務がないと知っていて、任意で返済した借金の過払い金は請求することができない｣といった内容が、民法705条によって定められています。

トヨタファイナンスに過払い金請求する目的を伝えた上で返済を続けていると、過払い金が少なくなってしまう場合や、過払い金を取り戻せなくなる可能性があります。

ゼロ和解しない

トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せるときに、トヨタファイナンスから｢借り入れを0円にする(ゼロ和解)」、｢利息を減額する和解書にサインをする｣ことが提示されることがあります。

トヨタファイナンスからの条件で和解した場合に、過払い金請求をする権利を放棄することが和解書に記載されていると、過払い金請求が発生していたとしても、過払い金請求をすることができなくなります。

過払い金の引き直し計算をする

トヨタファイナンスから取引履歴を取り寄せたら、引き直し計算をして、過払い金がいくら発生するのかを算出します。引き直し計算には、エクセルと利息計算ソフトを使用します。

利息計算ソフトは、名古屋消費者信用問題研究会、アドリテム無司法書士法人がインターネット上で無料配布しています。

利息計算ソフトに、取引履歴の内容(金利・金額・日付、返済金額・日付)を入力すれば計算することができます。

• 名古屋消費者信用問題研究会
• アドリテム司法書士法人

引き直し計算を自分でするリスク

引き直し計算を自分ですると、複雑な計算を間違える可能性があります。

引き直し計算は、過払い金を請求するための重要なポイントですが、自分で計算をして金額を1円でも間違えると、取り戻せる過払い金が少なくなることや、トヨタファイナンスに過払い金の返還を断られてしますリスクがあります。

司法書士や弁護士といった専門家に依頼をすることで、自分で引き直し計算をして間違えるリスクがなくなるので、1円でも多く、過払い金を取り戻すことができます。

トヨタファイナンスへ過払い金返還請求書と引き直し計算書を送る

取引履歴をもとにして引き直し計算をしたあと、トヨタファイナンスへ過払い金返還請求書と引き直し計算書を内容証明郵便で送ります。

内容証明郵便で送ることで、いつ、誰が、どこに送ったかを証明することができるので、記録として残すことができます。

話し合いで交渉(任意交渉)

トヨタファイナンスへ、過払い金返還請求書と引き直し計算書を送ったあと、引き直し計算をもとに発生した過払い金の返還率、過払い金を返還するまでの期間を話し合いで交渉するために、トヨタファイナンスの担当者から電話で連絡がきます。

過払い金請求の裁判

取り戻せる過払い金の金額が変わる裁判の争点

トヨタファイナンスから借り入れを繰り返している場合は、取り戻せる過払い金の金額が変わる可能性があります。

トヨタファイナンスから繰り返している借り入れが、一連の取引としてあつかわれるか、分断された取引としてあつかわれるかが、裁判の争点になります。

例えば、同じ契約番号で借り入れを繰り返している、トヨタファイナンスに1,000円未満の借り入れがある、いずれかのケースでは、借り入れが｢一連の取引｣としてあつかわれることで、取り戻せる過払い金の金額が多くなります。

一方で、繰り返している借り入れが分断された取引としてあつかわれると、それぞれの借り入れに対して過払い金を計算するので、取り戻せる過払いが少なくなります。

繰り返している借り入れが一連の取引か、分断された取引か、どのようにあつかわれるかを自分で判断することや、引き直し計算をすることはむずかしいので、司法書士や弁護士といった専門家に相談をするべきです。

トヨタファイナンスから過払い金が振り込まれる

トヨタファイナンスと話し合いで和解、あるいは裁判で判決が出たあと、トヨタファイナンスとの和解を示す和解書や裁判の判決内容に応じた過払い金が、トヨタファイナンスに指定した口座に振り込まれます。

過払い金請求を専門家に依頼していた場合は、司法書士や弁護士事務所の口座に過払い金が振り込まれたあと、相談料、着手金、基本報酬、成功報酬といった費用が差し引かれた金額が、手元に残る過払い金として振り込まれます。

司法書士や弁護士の費用・料金は過払い金から差し引かれる

過払い金請求を司法書士や弁護士といった専門家に依頼すると、相談料、着手金、基本報酬、成功報酬が、費用としてかかります。

司法書士や弁護士の依頼にしてかかる費用や報酬の定義、上限金額は、日本司法書士会連合会(日司連)や日本弁護士連合会(日弁連)のガイドラインで定められています。

司法書士に依頼した場合にかかる費用は、着手金、基本報酬といった定額報酬が合計5万円以下と定められていますが、弁護士に依頼した場合にかかる費用は、基本報酬が上限2万円と定められているだけで、着手金には上限が定められていません。

司法書士や弁護士といった専門家に依頼をする場合は、過払い金請求にかかる費用や相場について、電話・メールで相談、あるいは直接面談をするときに確認をするべきです。

トヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリットとメリット

トヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリットとメリットは、過払い金請求をする時点でのトヨタファイナンスからの借り入れ状況によってちがいます。

借金を完済している方、いまも借金を返済中の方、それぞれの状況にあったデメリットとメリットを確認してください。

完済後にトヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリットとメリット

メリット	デメリット
過払い金を取り戻せるトヨタファイナンスから借り入れが不要になる	トヨタファイナンスから新たな借り入れができなくなる

借金の完済後にトヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリット

借金の完済後にトヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリットは、トヨタファイナンス発行のTS CUBICの利用はできなくなることだけです。

ただし、過払い金の時効が成立したり、、トヨタファイナンスが倒産したりすると、過払い金請求をすることができなくなり、過払い金が発生していても1円も取り戻すことができません。

借金の完済後から時間がたっている方は、1日でもはやく過払い金請求をすべきです。

借金の完済後にトヨタファイナンスの過払い金請求をするメリット

借金の完済後にトヨタファイナンスの過払い金請求をするメリットは、過払い金を取り戻すことができることです。

トヨタファイナンスから取り戻した過払い金を生活の資金にすることができるので、生活を少しでもラクにすることができる可能性があります。

生活がラクになれば、今後も新たな借り入れをしなくてよくなるかもしれません。

借金の返済中にトヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリットとメリット

1. トヨタファイナンスの借金が100万円、過払い金が150万円
2. トヨタファイナンスの借金が100万円、過払い金が50万円

例①では、トヨタファイナンスの借金よりも過払い金が50万円多いので、過払い金をトヨタファイナンスの借金の返済にあてることで、残った過払い金が手元に戻ってきます。

例②では、トヨタファイナンスの借金、TS CUBICカードのショッピングの残高の返済に過払い金をあてても借金が残るので、借金の返済中にトヨタファイナンスの過払い金請求をする状況になります。

借金の返済中にトヨタファイナンスの過払い金請求をする場合、ブラックリストに載るデメリット、返済中の借金を減額できる、毎月の返済の負担を減らす交渉ができるメリットがあります。

メリット	デメリット
トヨタファイナンスに返済中の借金を減額できる将来の利息カットや返済期間を見直しする交渉ができる	ブラックリストに載る

借金の返済中にトヨタファイナンスの過払い金請求をするデメリット

トヨタファイナンスの借金、TS CUBICカードのショッピングの残高が、返還される過払い金よりも多い場合は、貸金業者と交渉をして、過払い金を差し引いて残った借金を減額する任意整理の手続きをします。

返済の延滞を繰り返したり、借金を滞納したことがある方は、すでにブラックリストに載っているので、過払い金請求をするべきです。

過払い金がいくら発生するかは、貸金業者との取引履歴から払いすぎていた利息を計算する「引き直し計算」をすることでわかります。

引き直し計算をして、発生する過払い金がトヨタファイナンスの借金、TS CUBICカードのショッピングの残高より多いか、少ないか、結果が分かってから過払い金請求をするかしないかの判断をすることができます。

借金の返済中にトヨタファイナンスの過払い金請求をするメリット

借金の返済中にトヨタファイナンスに過払い金請求をして、過払い金が発生すれば、トヨタファイナンスの借金、TS CUBICカードのショッピングの残高の返済に過払い金をあてることで、借金を減額することができます。

また、発生した過払い金が借金の残高よりも多ければ、借金を完済することができます。

発生した過払い金で借金が完済できなければ任意整理をすることになりますが、将来発生する利息をカットする、返済期間を見直して延長することができれば、毎月の返済をラクにすることができるようになります。

トヨタファイナンスの過払い金請求のローンへの影響

住宅ローン・自動車ローンへの影響

トヨタファイナンスの過払い金請求が、返済中の住宅ローン・自動車ローンに影響することはありません。

過払い金請求をした後に、新たな住宅ローン・自動車ローンの審査に影響することもありませんが、トヨタファイナンスの借金、TS CUBICカードのショッピングの残高が、返還される過払い金よりも多い場合は、貸金業者と交渉をして、過払い金を差し引いて残った借金を減額する任意整理の手続きをします。

任意整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆるブラックリストに載ります。住宅ローンや自動車ローンの審査は、申し込み時の年齢、年収といった情報だけでなく、信用情報機関の情報も対象とするので、ブラックリストに載るとローンの審査に通りにくくなります。

トヨタファイナンスからの借り入れで延滞を繰り返したり、滞納したことがある方は、すでにブラックリストに載っているので、ローンの審査を気にすることなく過払い金請求をするべきです。

トヨタファイナンスについてよくある質問

トヨタファイナンスに過払い金請求できるのか

トヨタファイナンス(TS CUBICカード)に過払い金請求をすることができます。ただし、トヨタファイナンスに過払い金請求をする条件があるので、詳しくは「トヨタファイナンスに過払い金請求ができる条件」を確認してください。

トヨタファイナンスに過払い金請求するデメリットがあるのか

トヨタファイナンスに過払い金請求をすると、原則としてトヨタファイナンスから新たな借り入れをすることがむずかしくなります。しかし、過払い金請求の対象から外した貸金業者からは借り入れすることができます。

トヨタファイナンスの過払い金請求にかかる期間や過払い金の返還率は？

トヨタファイナンスと話し合いで和解した場合は、期間が3か月程度で過払い金の返還率が80%、裁判で判決した場合は、期間が4ヶ月程度で過払い金の返還率が100%と利息を、取り戻せる可能性があります。

トヨタファイナンスの会社概要

本家の豊田自動織機は、名古屋発祥の企業なので、トヨタグループのグループ企業の多くが名古屋に本社を置いています。トヨタファイナンスも、本店は東京にありますが、本社は愛知県名古屋市に構えています。

トヨタファイナンスは、クレジットカード事業や自動車販売金融事業を主にする金融会社で、メイン事業のクレジットカード事業や自動車ローン事業のほかにも住宅ローンや法人向けファイナンシャルリースといった事業も手がけています。

1988年11月28日に設立され、愛知県名古屋市西区牛島町6番1号名古屋ルーセントタワーが本社所在地であり、東京都江東区東陽六丁目3番2号イースト21タワーは本店所在地で、貸金業者登録番号は関東財務局長（9）第00731号です。資本金は165億円で2023年1月時点の代表者は代表取締役社長の西利之氏です。

トヨタファイナンスは、トヨタファイナンシャルサービス株式会社の子会社で、トヨタグループの一部であり、グループの金融事業を担っています。トヨタグループには、トヨタ自動車、豊田自動織機、豊田通商、トヨタホームなどが含まれます。

トヨタグループは、トヨタ自動車の発展に伴い、多くの事業を展開しているため、グループ企業の多くは自動車関連事業と密接に関わっています。

トヨタファイナンスも、主要な事業として自動車ローンなどの自動車販売金融事業を展開しており、同じトヨタグループに属する企業同士の結びつきが強いため、関連企業やグループ企業とのネットワークを活用した事業にも強みを持っています。例えば、トヨタ車の販売店における自動車ローンの販売や、トヨタホームにおける住宅ローンの販売などです。また、個人向けのクレジットカード事業においても、「カーライフを中心にお客様のライフスタイルを応援する」というキャッチコピーのもと、トヨタレンタカーでの割引やトヨタ車の購入における実質割引など、トヨタ車やトヨタレンタカーのユーザーに魅力的な特典を提供しています。

トヨタファイナンスは、名門グループの一員として安定した財政状態を保っており、不安材料は特にありません。2016年度決算の営業利益は1599億9700万円、経常利益は249億1300万円と業績も好調で、総資産額は1兆5480億8100万円です。

特に2012年以降、クレジットカード事業の売上高が伸び、カードショッピングの取扱高は4兆円近く、会員数は1300万人を突破しています。経営状態が良好なため、過払い金の請求先として安心できます。

払いすぎた利息を取り戻すことは正当な権利なので、司法書士などの専門家に相談し諦めずに行動することをおすすめします。