過払い金請求が税金や生活保護担当にバレたときの正しい対処方法

家族や職場にバレずに過払い金請求する方法

過払い金請求をするときに家族や職場にバレるリスクは低いですが、税金を納める税務署や生活保護を支給する生活保護担当者には高確率でバレます。

税務署は20万円以上の過払い金があれば、申告の必要はないですが、20万円以上の過払い金を取得したときは申告しないと15%~20%の税金を追加要求されます。

また、生活保護を受け取っている人が過払い金をだまって受け取ると生活保護を打ち切られます。

隠す前に申告することが大事ですが、申告ができずにバレる形になってしまったというケースも珍しくありません。バレたときの正しい対処方法をしっておけば損失をおさえることができます。

目次

過払い金請求がバレる理由

家族にバレる

自宅に送られてくる郵送物でバレる

過払い金請求をする際には、貸金業者からかかってくる電話や送付される郵送物で、家族や会社にバレるリスクがあります。

貸金業者と交渉で和解できなかった場合には裁判になる可能性もあり、裁判になると裁判所からも連絡がくることがあります。過払い金請求をしていることや借金のことを家族にバレたくない場合は、郵便物の受け取り方や郵送先に注意する必要があります。

司法書士や弁護士といった専門家に依頼すれば、貸金業者からの連絡や郵送物が、専門家の事務所に届くようになります。

過払い金の振り込み口座でバレる

過払い金請求をして、貸金業者と和解が成立するか裁判で判決が出ると、過払い金が指定された口座に振り込まれます。過払い金は100万円以上と高額なこともあるので、銀行口座の残高を見た家族から不審に思われる可能性があります。

銀行通帳を見直したときに、高額な入金があると過払い金請求したことが家族にバレてしまう可能性があるので、普段使用していない銀行口座を指定するか、新しい口座を作成することでバレるリスクを回避することができます。

返済中の借り入れが残っていてバレる

返済中の借金の過払い金請求は、過払い金で借金が完済されれば家族にバレるリスクは低いですが、過払い金で借金を完済できなかった場合は任意整理という手続きになり、信用情報機関に登録される、いわゆるブラックリストに載ることになります。

ブラックリストは、5年間にわたって新たな借り入れやクレジットカードの取得や、ローンを組むことが難しくなります。

現在使用しているクレジットカードも使用できなくなります。携帯電話は一括購入している、公共料金は銀行引き落としにしているなど、普段からクレジットカードを使用していなければ問題ありませんが、使用している場合は家族に怪しまれる可能性があります。

普段からクレジットカードを使用している場合は、過払い金請求する前に注意しておく必要があります。

過払い金請求をバレずに手続きする方法

貸金業者との交渉をすることで過払い金を取り戻すことはできますが、それによって周りにバレてしまう可能性があります。しかし、自分でおこなわず専門家に依頼をすれば、家族や会社にバレずに過払い金を取り戻すことができます。

過払い金請求を司法書士・弁護士に依頼をする

過払い金請求を司法書士や弁護士といった専門家に依頼することで、貸金業者や裁判所からの連絡が専門家の事務所に届くので、自宅に連絡がくる心配はありません。

司法書士や弁護士とは連絡を取る必要がありますが、連絡をする時間を指定したり、必要な郵便物を事務所名ではなく個人名で送付したりすることができるので、家族や会社にバレることがありません

ただし、すべての司法書士や弁護士がバレないように対応してくれるわけではないので、過払い金請求をする前に、バレずに過払い金請求をしたいことを伝えて、要望に応えてくれる事務所かどうかを確認するべきです。

費用がかかっても専門家に依頼するメリット

過払い金請求は、司法書士や弁護士に依頼することで、家族や職場にバレずにおこなうことができます。一方で、司法書士や弁護士に支払う費用が気になる方も多いかと思います。

過払い金請求の手続きを司法書士や弁護士に依頼することで、自分で手間や時間をかけずに過払い金を取り戻すことができます。

また、司法書士や弁護士に依頼することで、貸金業者との交渉が有利に進んで、取り戻せる過払い金の金額が大きくなる可能性が高いです。司法書士や弁護士に支払う費用は、過払い金が返還されたタイミングで支払われるので、手元に現金がなくてもマイナスになることがありません。

過払い金請求する流れ・期間・費用の目安

過払い金請求をバレずにおこなうには司法書士や弁護士に依頼すべきで、過払い金請求手続きにかかる期間は、交渉による和解であればおよそ1か月~3か月、裁判であればおよそ3か月~1年以上かかります。

司法書士や弁護士に依頼をしてバレずに過払い金請求するには、電話かメールで相談する、専門家に依頼・契約する、過払い金請求する、貸金業者と交渉する、和解できなければ裁判をする、過払い金が振り込まれるといった流れです。

STEP
電話かメールで相談する

弁護士・司法書士事務所に電話かメールで過払い金請求を相談します。

過払い金請求を専門とする事務所の方が過払い金の返還率が高い傾向があります。相談する前、過払い金を専門とするかどうか確認しましょう。

相談料は30分~60分で5,000円程度が相場とされていますが、無料に設定している事務所も多いです。

STEP
依頼・契約する

弁護士・司法書士事務所に過払い金請求を依頼し契約します。

依頼するとかかる着手金は貸金業者1社あたり2万円~3万円程度が相場とされています。

依頼した時点で返済中の借金の督促をストップさせることができます。

STEP
過払い金請求する
取引履歴の開示請求の流れ3

弁護士・司法書士が引き直し計算をし、貸金業者に過払い金返還請求書と引き直し計算書を送ります。

STEP
交渉する

弁護士・司法書士に貸金業者と過払い金の返還額・過払い金の支払期限を交渉してもらいます。

過払い金の計算や貸金業者との交渉にかかる基本報酬は貸金業者1社あたり2万円~3万円程度が相場です。

過払い金の金額に納得できなければ裁判をおこない、交渉します。

STEP
裁判をする

交渉で過払い金の返還額に納得できなければ、裁判をおこない交渉を続けてもらいます。

裁判をおこす場合は裁判をする際の手数料が実費でかかります。

裁判による交渉はすぐに判決が出ることがほとんどですが、納得できる判決が出るまで交渉してもらうことも可能です。

STEP
入金がある

過払い金は弁護士・司法書士事務所に振り込まれた後に、成功報酬を引いた金額が個人口座に入金されます。

成功報酬は、和解で取り戻した場合は過払い金の20%、裁判で取り戻した場合は過払い金の25%が上限です。

過払い金請求に慣れている弁護士・司法書士なら交渉や裁判を終えた後の入金も1週間~10日程度と自分で請求するよりも断然早いです。

これらの手続きを自分ですると、過払い金が取り戻せるまでの期間が長くなる傾向にあります。しかし、交渉力のある事務所に依頼すれば期間が短くなる可能性があります。

過払い金請求をする場合には、貸金業者との交渉力がある事務所を選ぶようにしましょう。

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過払い金がバレたくない人によくある質問

過払い金がバレるとしたらどんなときですか?

過払い金請求をするときに家族や職場に借金をしていたことや発生する過払い金を内緒にしたい人は以下の点に気を付けましょう。

過払い金をバレずに請求する方法はありますか?

あります。過払い金請求をするときには、司法書士や弁護士に依頼することで、貸金業者や裁判所からの連絡を受け取ったり、自宅に連絡がくる心配はありません。また、守秘義務を厳守している事務所を選べば家族に情報が洩れる心配もありません。詳しくは「過払い金請求をバレずにする方法」をご確認ください。

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